ねぇねぇ、聞いて。

突然の知らせ

[仁華。そろそろそっちの生活にも慣れましたか?もう少しで夏休み終わるけど、楽しんでね!]



朝目を覚ますと来ていた、お母さんからのメール。


これを見ると、あと少ししかここにいられないんだと思ってしまう。


寂しい。


行きたくない。


すると、突然スマホが鳴った。


「はい、もしもし?」


「仁華!!海行くぞ!!海!!」


「えっ!?今から?」


「いや、ご飯食ってからでいいよ!俺先に行ってるから。」


「分かった。じゃあ、後で。」


「おぅ!!じゃな!!」


律希からの電話。


律希からのメッセージや電話が来ると安心する。


私はスマホを置いて、リビングに降りた。


「おはよう!風邪、治って良かったわね。」


「うん。」


「りっちゃんにありがとうって言ってね。後、これ!お礼だって言ってこれ持っていきな。」


おばあちゃんが私に渡したのはちょっと大きめのカゴバック。


「お弁当。今日もどっか行くんでしょ?持っていきな。」


「ありがと。おばあちゃん。」


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