ねぇねぇ、聞いて。
「今まで、私をいじめたことを後悔させてやる!!」


そう言っただけで教室中はザワつく。


こんなに簡単なことなら早くやってれば良かったな。


でも、そうしたら律希と出会ってないもんね。


私の髪を切ったあの女は驚きかなにかで震えている。


「私は、いじめられている奴を助けた。そしたら今度は私がいじめられるようになった。そして、髪を切られ、声が出なくなり、髪を染めた。・・・・・・全部、お前らのせいだ!!!!」


教室中がシーンと静まり返る。


「私は自分がやったことを間違いだとは思わない。・・・・・・・ただ、いじめられているだけだと思ってんじゃねーーぞ!!」


私をいじめてた女たちが泣き出す。


はっきりいって、泣きたいのはこっちだけどね。


「だから、私は、私のことを正しいと言っくれた人達の元へ行きます。短い間でしたが、どうもありがとうございました。」


私はお辞儀をして担任の方を見る。


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