ねぇねぇ、聞いて。
男の人?


もしかして、・・・・・・・・・


私はお腹の底から声を出した。


「律希ーーーーーーーー!!」


すると男の人はこっちを向いた。


やっぱり律希だ!!


私は走って律希のところまで行こうとすると、向かいから律希が猛スピードで走ってくる。


そして追いつくと私の両肩を持って、


「仁華のバカ!!」


は?


へ?


なに?



「・・・・再開したのに、バカとはなによーーーーー!!」


私が泣き目になって怒鳴ると律希も言い返してくる。


「元はと言えば仁華が悪いんだからな!!」


「はぁ!?なんのこと!?」


すると律希はポケットからスマホを取り出した。


「ほら、これ!!この写真送られてきて、一言がこれが、私の、って。勝手に他の男と写真撮って送ってきてんじゃねーよ!!しかもこれ以降連絡取れないし!!」


あっ、忘れてた!!


私は1歩律希から下がって話し出す。



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