ねぇねぇ、聞いて。
あぁ、なんだ。


悩むことなんてなかった。


俺ばっかりそんなこと考えて器ちっちゃいなー。


余裕ないっていうか。


もっと、大きく受け止めてやれるような人になりたい。


仁華が大事だと思うばかり自分が弱くなってる気がするから。


「律希また変なこと考えてるでしょ?」


「え?」


「いいんだよ。律希はそのままで。友達みたいに何でも言い合える、そんな関係が私達でしょ?付き合ってても、何でも言い合えるってのは大事にしたい。」


「・・・・・・・うん。そうだな。」


何も心配しなくても大丈夫なんだ。


もし迷ったらお互いを頼ればいいし、相談すればいい。


今までもそうだったんだから。


俺は俺らしく。


「よし!じゃあ、仁華!!これから花火するぞ!!」


「はっ!?花火!?なんで急に?」



「なんかやりたくなったから?いいじゃん!!」



「まぁ、いいけどさ。」


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