ねぇねぇ、聞いて。
「仁華ーーーー!仁華ーーー!起きなさーい!」


ん?


あれ?


もう朝?


私は急いでベッドから降りて下に降りる。


おばあちゃんは朝ごはんの準備をしていた。


「やっと起きたわね。」


私は口パクでおはようと伝えた。


「ごはん出来てるから食べちゃいなさい。」


テーブルの上には美味しそうな鮭とご飯と味噌汁。


どれも美味しい。


「あっ、今日はこの街を見てきたら?何かあるかもしれないよ?」


私もどこか散歩してみようと思ってから丁度いい。


私も行こうと思ってた。


そう書いてノートを見せた。


「そう。じゃあ気をつけてね。」


頷くと急いでご飯を食べておばあちゃんに行ってきますと言う。


「気をつけてねー。」


私はお気に入りの白のスカートに花柄のオフィショルを着て外に出た。


まだ朝なのに日差しが強い。


私は麦わら帽子を被って歩き出した。


とりあえず、海に行ってみようかな。


おばあちゃんに言われた通り、海に向かう。

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