ねぇねぇ、聞いて。
私は涙を拭いてノートに書いた。


久しぶりに泣いた。自分自身びっくりしてる。それと、律希と友達になってみたいってちょっと思った。


読むと律希は笑っていた。


「だーかーらー、友達って言ってるじゃん!なってみたいじゃなくて、もう友達なんだよ?・・・・・・・・・・・・俺は、仁華の声を聞きたい。だから、どうにかして治せるようにしてやる。その代わり、仁華は俺についてきて。いい?」


ついてきてって言われるのも、治してやるって言われたのも、初めて。


私は頷いて、口パクでありがとうと言った。


律希は「どういたしまして。」と言った。


「じゃあ今度こそご飯食いに行くかー!腹減ったーー!!」


私が律希の後ろを歩くと律希が振り向いて言った。


「ほら、・・・・後ろじゃなくて、隣歩けばいいだろ?」


差し出された手を私はそっと握った。


ギュッと握り返されて、私は律希の隣に行く。


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