ねぇねぇ、聞いて。
「それで、2人はどこで出会ったの?海?」


私達は顔を見合わせて、木から落ちてって言った。


「えっ!?木!?」


律希が説明するとおばあちゃんは笑った。


「そんな出会いかたもあるのねー。びっくりだわ。でも、最近仁華が朝早く出かけていくから何かいい事あったのかなって思ってたのよ。りっちゃん、仁華のことよろしくね。」


「はい。あっ、そうだ!仁華、あれ忘れてる!」


あっ、そうだった!!


私はノートを取り出しておばあちゃんに見せる。


実は、律希と一緒に勉強することになったんだけど、ここでやってもいいかな?


「あら?そうなの?もちろんよー。確かに、りっちゃん放ったらかしにしとくと勉強なんてしないものね。仁華、教えてあげてね。」


私は自信たっぷりに頷いた。


「もうー。俺だってやる時はやるよー?ただ、めんどくさいだけですー。」


子供みたいな事言ってる律希。


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