ねぇねぇ、聞いて。
この話だけで、決めることは出来ないけど律希は未来を決められないって言ってた。


そしてこの人は自分と同じ道に進んで欲しいと言っていた。


それなら・・・・・・・辻褄が合う。


律希は未来を選べない、お父さんが自分と同じ道に進めと言っているから。


だから、選べないの?


一応推測は出来たけど、本当かどうか分からない。


明日律希に聞いてみよう。


私は一つ思い出した。


律希に出会った時、苗字は嫌いだから言わないと言った。


もしかしてそれはお父さんが嫌いだから?


かもしれない。


私は不安と悩みを抱えたまま、眠りについた。

< 66 / 180 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop