ねぇねぇ、聞いて。
そして、ある人にメッセージを送る。


[今から行くね?]


すると、すぐに返信が来た。


[うん。いいよ!]


私はスマホを片手に歩き出した。


まだ学校の時間なのに、何も言わないのは私のことを知っているから。


そして、おしゃれなお店に入る。


「よぉ。仁華。・・・・今日はどうした?」


ショートカットの綺麗な金髪をしている女の人。


私はノートを取り出したて、久しぶりだねって書いた。


「おぅ。そうだな。まずはこっちに座りな。」


そう言って鏡の前に座わるように言われる。


この人は藍(あい)さん。


お父さんのお姉さんで、つまり私のおばさんにあたる。


藍さんは美容師でとってもかっこいいの。


人気の美容師で毎日忙しい人。


そして、私がいじめられてることを知ってる。


「それで、急に来るとか言って何したんだ?」


私はノートに書き出した。


もう、嫌なの。


だから、髪染めたい。


藍さんは驚いた顔をした。


でも、何も言わずに頷いた。


「じゃあ、染める代わりに私の好きなように染めていい?」


ニカッと笑った藍さんに私は頷いた。


藍さんのことは信用してるから。




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