小さなポケット一杯の物語
「君は私の所なんかより家族の所へ行くべきなんじゃないか?」

「さっきも言った様に、仮に俺が行きたくても、相手が望まなきゃ行けないんだよ。それに知り合いには姿を見せる事も出来ないしね。」

「私には姿を見せられるのかい?」

「おじさんは俺を知らないからね。でもね…。あ〜っ!もうこんな時間だ!これ以上おじさんに説明している時間がないから結論だけ言うよ!俺は茜さんを助けに来たんだ。」

それは全く予想もしてない言葉だった。

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