小さなポケット一杯の物語
「なぜ君は妻の事を…。茜の事を知っているのだ。しかも助けに来ただと?本当なのか?」

「本当さ。それより時間がないんだ!おじさん車で来てたよね。その中で詳しい話はするから、とにかく案内するからついて来て欲しいのよ!会わせたい人がいるんでね。」

男は慌ただしく階段室へと向かった。

「ちょっと待ってくれ!私はまだ行くとは言ってないぞ。」

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