小さなポケット一杯の物語
そう言って車の中から空を覗きこんでた。

『じゃあ帰ったら茜が特性テルテル坊主作って吊しとく(^_-)。』

『ああ頼むな(^-^)。』

そう言って手を振ってくれた。
そんなやり取りが最後の思い出になっちゃうなんて…。
もう、その優しい笑顔も、言葉も聞けなくなっちゃった。
声が…お兄ちゃんの声が聴きたい。
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