小さなポケット一杯の物語
『お久しぶりですぅ。』

茜は頭をちょこんと下げてお辞儀してたの。
そしたら優さんも合わせるようにちょこんと頭を下げて、

『あ、お久しぶりぃ』

って言葉を返してきたの。久しぶりに会った事もあってか、その後少し変な真が出来ちゃったのね。
そしたら合わせたように二人して吹き出しちゃったの。

『ホントにお久しぶりね。』

優さんは明るく声を弾ませてくれた。
< 27 / 148 >

この作品をシェア

pagetop