小さなポケット一杯の物語
『何か食べるのもったいない…。』

茜は胸が一杯になってた。

『いいから食べてみて!』

茜は右端の黄色い花をスクうようにして口へ運んだ。

『うん!美味しい!美味しいよ!』

茜は顔では笑っていたけど、なぜか目からは涙が出てたの。
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