小さなポケット一杯の物語
『ふふっ。相変わらずだね。何かモメ事があるといつも北さんが止め役だもんね。』

『ひでぇなぁ茜ちゃんまで。カァちゃんとはチョッとふざけてただけだよ。』

秀さん夫婦と北さんと中さんが揃うといつもこうして賑やかになるの。そんな中、彼は例の料理を四人の前に並べた。

『こりゃぁまたすげぇ豪勢だなぁ。今日は何かのお祝いかい?』

秀さんは目を丸くしてたの。
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