小さなポケット一杯の物語
『事情?どういう事情があるっていうんだい?
何かあるんかい大将!』

秀さんは少し酔ってきたらしく彼にカラミ始めたの。
『まぁ赤字続きで銀行からも見離されてしまったんで閉めるしかなくなっちまったんですよ。』

彼は苦笑いを浮かべながら答えてた。

『ほぉら、秀さんが余計な事聞くもんだから大将困っちゃってるよ。』
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