ホットケーキ!
「さーちんは、俺らのグループに、馴染んでくれてるって思ってた」

駅前のマクドナルドで、澄翠はさやかの目を見て、言った。

「…でも、急に1人になって、…小春日和が嫌い?」

嫌いではなく、好き。
だけどそれを言ったら、澄翠を好きな事を言わなければならなくなる。

「…もしかして、俺?
俺の事が、嫌い?」

どう答えていいか、考えていたら、更に答えづらくなった。

嫌いと突っぱねる事も出来るけれど、素直に言いたい。

「キヨが…、好き」

「じゃ、なんで離れんの?」

「…小春日和が、キヨを好きだって思ったから。
キヨも、まんざらでもなさそうだし」

「アイツらが俺を好き!?
あははっ、ない、ない!!」

澄翠は笑って、否定した。
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