ホットケーキ!
‐「ええ!?
こんな高いの、無理だよぉ」

さやかは、頭をブンブンと横に振った。

「俺が買ってやるから。
だってこれ、さーちんに合いそう」

さやかは、デイジーと言う名前の香水をマジマジと見つめた。

瓶の蓋に、花がついていて、フルーティな甘い香り。
見た目も香りも気にいったけれど、5000円ととても高い。

「俺、バイトしてるからさ」

澄翠は、デイジーと、もう1つ、香水を手に取った。

「え、ブルガリ!?」

「知ってんの?」

「有名じゃん!
この香り、好き!!」

「じゃ、お揃いにする?
カップルで同じ香水っていいよね」

澄翠はブルガリ2つとデイジーを買って、駅に着くと、ブルガリとデイジーが入っている袋を渡して、慌てて、来た電車に乗り、帰って行った…。
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