ホットケーキ!
「うおーい!
そういうのが誤解を招くの!」

澄翠が小春を押しのける。

「え、誤解ってまさか、あたしがキヨと付き合ってるかもとかそういう!?」

小春は自分で言って、笑っている。

「ない、ない!
あたし、彼氏いるし」

小春は、昨日、澄翠が言った事と同じ事を言った。


「さやちゃん、おはよーう」

しばらくして、日和が登校して、さやかを見て、おっとりと笑った。
だけどすぐに、

「キヨ、香水、変えた!?
しかもなんでさやちゃんと同じ!?」

日和が取り乱し始めた。

「もうあの香水はつけない」

きっぱりと、澄翠が答えると、

「なんで!?
ライトブルーが好きって言ってくれたじゃない!!
……!
まさか、さやちゃんと付き合ったの?
だから同じ香水なの!?」

普段の日和からは想像がつかない程、ヒステリックに叫び、教室を出て行った…。
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