ホットケーキ!
気になり、澄翠に教えられた通り、5組を見てみると、黒髪の、だけれど顔は今と変わらない、でもどこか幼い澄翠と、眼鏡を掛けていて、肩まである黒髪を、1人はハーフアップ、1人は2つに結んだ双子が写っていた。

「な?
全然違うだろ?」

澄翠はまだ笑っている。

「…あのさ、日和とはどれくらい付き合ってたの?」

「半年くらいかな」

「なんで別れたの?」

「俺がガキだったんだよ。
向こうから別れ話された」

澄翠は嫌がる事なく、さやかに日和との事を話す。

日和から別れ話をしたと言っても、澄翠に未練があるのは、日和の言動で、明らか。

「他にもあるんでしょ?」

澄翠は、さやかは他に聞きたい事があると気づいていて、聞いてくれる。

「えっと…どこまで進んだ?」

さやかは遠慮がちに、でも、一番聞きたかった事を聞いた。
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