あなたのそばで色づく
ピピッ!ピピッ!


「んー……。もう………朝……」


また、新しい今日が来た………。


最悪だな…。


学校行きたくないなぁ…、休みたい。


でも、行かなきゃいけないんでしょ?


ねぇ?お母さん


私は、ベッドから起き上がり制服に着替え洗面所えと、向かう。


いつもの習慣。


朝、6時30分に起きて制服に着替えて、顔を洗って、朝食を取る。そして7時30分に家を出る。


この習慣をぶち壊したいけど…………。


できないという葛藤を持ったまま、リビングに行くと置き手紙とお金が置いてあった。


---------茉凪ちゃんへ---------
ママ、また出張で一ヶ月近く家に帰れません。ごめんね…。ちゃんと、ご飯食べてる?勉強進んでる?ママちゃんと茉凪ちゃんのこと見れてないから、分からないのが寂しいです…。私が悪いんだけどね…。一応お金置いといたから大切に使ってね!バイバイ!
---------------------------------------------ママより-----


はぁ、またか…………。


まぁ仕方ないよね…。


私のお母さんは、仕事の都合でよく家を空ける。


小さい頃からそうだ。


もう慣れっこなんだけどね。


お父さんは私が1歳の時に交通事故で亡くなった。


記憶がないから、お父さんっていう存在がどれほど大きいかわかんないから悲しいなんて分かんない。


私がおかしいのかな…?


まぁ、いいや。


早く、食べて学校行こう…。


行きたくないけど…。

< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop