「またね」って約束しよう
「分からないよ。全然分からない。教えてよ。知る努力なら、できるから…」
しばらくの沈黙の後、ユウは言った。
「……はぁ、何それ。もういいや僕も、あんたには聞きたいことがあったんだ座ってよ」
ちょっと踏み込みすぎたかなって思ったけど、そう言って目の前のソファーを指した。
「……なんで僕をユウだと思ったの?」
「……そうね、最初はホクロの位置!見えにくいけど、気づいちゃった…えへへ」