「またね」って約束しよう

「あーー…こないだの件と、思い出にやられたダブルパンチで」



なんて言って笑っているルキ。ヨウが私にキスしたり…した事か…ヨウは本気で私を襲おうとした訳じゃないみたいだし、もう私は気にしてない。思い出ってなんの事か分からないけど、これは結構ある光景らしい。




ヤヅキは真っ直ぐ2階に行ってしまったけど、ルキと雑談する雰囲気でもなくて私は携帯をいじっていた。




ルキは、あの時のヒステリックな私を本当に忘れてくれたかのように接してくれて安心した。




数分後にやっと私が来たのに気づいたかのようにヨウがそそくさと2階に上がっていき、その後をユウが慌てて追いかけていくのが目の端に見える。
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