「またね」って約束しよう
「…悪かった俺が黒静がこの辺りにいる事、知っていればこんな事にはならなかった。」
「ハッキングとか情報は僕とユウの役目だから、僕達の落ち度だよ」
ヨウが悔しそうな顔をするヤヅキにそう言うとユウもコクコクと頷いていた。
ヨウは、ジンと私の会話を聞いていたのに、どうして庇ってくれたんだろう。ヨウの嫌いな私は、全部ヤヅキに言えばいなくなるのに…
今の私はそればっかり考えている。
「美桜…話しておきてぇ事がある」