「またね」って約束しよう

話すのは諦めて広げてあったお菓子を食べる。



後はただただヤヅキとルキが電話をしているだけ。その様子を見飽きた私は足をぶらぶらさせたりしていると、





「美桜、送るからもうお前帰れ」




ヤヅキが突然そんな事を言い出した。





「えっなんで…」




眉間にシワを寄せて立ち上がったヤヅキは厳しい目で私を見ていて、その意図が分からない。
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