「またね」って約束しよう

「…んで、俺がお風呂浸かってって言ったら、うんーとか言ってその場で脱ぎだしちゃって〜」





「えぇぇっ!?ご、ごめんなさい!!」





顔が熱くて、火照っていくのが自分でもわかった。





落ち着かせるように両手で頬を隠す。




「…話を盛るな馬鹿」




「…っへ?う、嘘なの…?」




「あはははっ!もちろん嘘だよ〜ちゃんと自分で脱衣場行って、ちゃんとヤヅキの服も来て帰ってきたよ〜」




「も、もぉ…びっくりしたじゃん〜」




まだ冷めない頬を必死に覆う。
< 53 / 255 >

この作品をシェア

pagetop