「またね」って約束しよう

家に入ると、既にヨウは帰ってきていて、よかったと安堵の息を漏らすけど彼がこちらを見ることは一度もない。




「…ヨウ、話がある」




そう言われ最初は渋っていたのに、おとなしくヤヅキのあとをついて2階に行ってしまった。




静かな部屋で1人ソファーに座って色んなことを考える。




それはもちろん、ルキ、ヤヅキ、そしてヨウの事、あとシンヤも気になる。



3人の関係とか、族の名前とか、気にしなくていい事だと分かっていても気になるし、知りたいと思ってしまう。
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