「またね」って約束しよう

眠気にうとうとしていると、ルキが帰ってきた。




「あ、ヨウ見つかったんだって?」



息を切らしているし、きっと走って帰ってきたんだと思う。




「うん、帰ってきてたみたい!全然役に立てなくてごめんね」



「いや、いいよ!俺もヤヅキからのメール気づかなくてずっと探しちゃったよ〜」




なんて、笑いながら冷蔵庫に向かったルキはペットボトルの水を飲んだ。そう言えば何も飲んでないし食べてない…
考える余裕がなかったけど、気づいたら喉は乾くしお腹は空く。

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