「またね」って約束しよう
けど、一応ちゃんとお礼は言わなきゃね
「…っち、風邪治ったら早く出てけよ」
何この人、偉そう…お礼言ったのに
お前とか出ていけとか、そんな言われるような事何かした!?
怒りで震える手を布団を掴んで落ち着かせる。
「美桜ちゃんビビっちゃったじゃん!折角受け入れてくれそうだったのに!」
その震えがどうやらルキには私が怯んだカエルのように見えたらしい。
あれ?怯むのはヘビだっけ?
あぁー頭痛い。
小難しい事考えるのはやめよう。
「美桜ちゃんは、まだ熱があるから治るまで居ていいからね〜てか、治っても居ていいからね」
優しく言ってくれるルキに少し怒りが収まった私は単純だと思う。
「勝手に決めんな……そんな女。」