ドキッ!? 気になる彼と禁断×××生活!【強制完結】
「・・・・・・。」
ん?
私は、何やら乙女な期待に染まっていた脳みそを再起動させる。
家がない。
言葉をかみしめる。
辺りを見回す。
ここは、部屋。
確かに、私は、公園の裏手にある山に入った。
あそこに家なんてない。
ここは、部屋だが。
ドラマなんかで見たことがある。
床は段ボールが敷き詰められ、天井はブルーシートだ。
家がない。
言葉をかみしめる。
ホームがない。
ホームがレス。
「ええぇっ!?」
私は、今日、何回驚かないといけないのか。
あろうことか、私の恋した王子様はホームレスだった。