魔王木村と勇者石川
「やだな~、迷先輩って呼んでよ、いつもみたいに。私が寂しいから」
やっぱり笑って言った迷。
けれど、それは本当にそう望んでいるというのが窺えるくらいには、珍しく感情が滲んでいた。
「はい、迷先輩」
ニコっと笑った迷は、素直に嬉しそうだ。
ちょうど、蛍のほうもひと段落したらしい。
ついでに、王、魔王、勇者という豪華メンバーの会談も。
みんな、また1箇所に集まる形になった。
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