ひきこもりの窓と一人旅
展望浴場は、少し小さめ。

だけど、湯船が不思議な形をしていて、とても気持ちいい。

丸い小さな水色のタイルもお気に入りだ。

お客さんは、数人しか入っておらず、ゆったり温泉街の夜景を見た。

お風呂から出て、帰りの自動販売機で、炭酸のジュースを買った。

部屋に戻り、窓の外の駅の終電を見送りながら飲んだ。

飲み終わったあと、パジャマに着替えて、いつも抱いて眠るぬいぐるみを抱っこして、ベッドに入った。

目を閉じて、眠った。
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