My name ―私の名前と君の名前―


初めて水風船を
一緒にやったのも
遥くんだった。


雨が降ってる日も
晴れの日だって・・

いつだって一緒。


夏休みが終わる―..


私と遥くんは
同じクラスだった。


私は嬉しかった。


でも・・なんだか
意地悪をしちゃって
ひどい事をたくさん…
たくさんした。


それでも遥くんは
笑顔でいてくれた。


しばらくして
気づいたんだ。


初恋だったって。


でもそれは・・
難しいけど


ホントの初恋じゃ
なかったんだって。


3年生になれば
クラスが変わった。


喋る事もなくなった。


私はこの一年で
強くなった。

でもその代わり

この一年で
人生に戸惑いを
感じ出したんだ。


早いね。

9歳だよ?

大人ぶってる?


そう思われても
仕方ないけど


私はいっぱい
いっぱいだった
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