私のモノになりなさい!




「そうじゃ、慶早速なんじゃが、
この資料読んで経営学を学んで欲しいんじゃ」

じいちゃんはそう言うとかなりの本と冊子に資料をどっさりとテーブルに置いた。

ん?
でも…

「あ、じいちゃんここら辺全部俺読んだことある…てかほぼ暗記した。」


「なぬ?」


「いや、父さんと母さんがあまりにも
この事を避けるし読むなって勉強するなって
言ってくるもんだからさ、逆に気になって…」


そう。
経営学は俺の唯一夢中にさせた勉強


「ほぉ…」


「だから、父さんと母さんの目を盗んで
図書館行って読み漁ってたってわけ!」


今になってみて初めてなんであんなに
母さん避けさせていたのか理解できるけど…



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