私のモノになりなさい!
逢坂 慶side
バタン!
有栖川?戻ってきた?
「おい!好きにさせるって、どーゆー意味だっ・・・」
来たのはそれぞれ違うタイプのイケメン二人
一人はチャラそうな茶髪男
「ごめんね〜転校生くん!
杏奈、お嬢さまだからさ許してやって!」
もう一人はメガネをかけた頭脳派みたいなクールな男
「まさか、杏奈が”素”を出すなんてな?」
「俺ら以外初めてだぞ!やるじゃん!転校生くん!
いや?逢坂慶くん」
こいつら、急になんだ?
「君ら急に何?あいつとどーいう関係??」
「あっ!
ごめんごめん!!
自己紹介してなかったね!
俺は河田翔吾!」
茶髪男の河田に、
「俺は東郷朔!
俺たち有栖川杏奈の幼馴染なんだ。
親同士仲良くて生まれた時からの仲なんだ。」
クールメガネの東郷。
「ふーん。
有栖川どうにかしてくれね?
初日いきなりめんどーなんですけど・・・」
仕方ないこいつらに頼むしか術はねぇ・・
俺ふつ〜〜〜〜に過ごしたいんだよね。
「悪いけど。」
「え?」
「俺たち、杏奈が俺ら以外の奴にましてや、
男にあんなんなったの初めて見たんだ。」
「だから、しばらく付き合ってやってくれないか?」
「ま・・・じかよ」
こいつら・・
使えねぇぇぇぇぇぇ!!!!