* KING *
頭のおかしい先輩の命令には従えない私は リビングにてノートパソコンを開け さっきの会社での仕事の続きを 作成していく。
カタカタとパソコンのキーを叩く音が 静かな部屋に鳴っている。
「杏、先に布団に入っているから、それ終わったらお前俺の側に来いよ。絶対従えよ…。」
と、またとんでもない事を言って去る先輩。
「もう集中出来ない事言わないで下さい。それに従うの無理ですから。先輩疲れているんだから 早く休んで下さいね。お休みなさい。」
「///ああ お休み。」
すごすごと自分の部屋に入って行く先輩の後ろ姿は 小さな子供の様に見える。実際は高い身長だから 哀愁たっぷりの項垂れた大人だが…。
ほんとさっきから心臓に悪い。私は頭を冷静に 今日出来る作業まで進める為に パソコンに向き合う。
でもやっぱり 扉の向こうで1人で寝る先輩の事が気になり、なかなか思考と作業が別行動で仕事が出来ない人に成り下がったまま…
心は自分が思うほど いう事をきかない厄介な感情だと 改めて思うのであった。
カタカタとパソコンのキーを叩く音が 静かな部屋に鳴っている。
「杏、先に布団に入っているから、それ終わったらお前俺の側に来いよ。絶対従えよ…。」
と、またとんでもない事を言って去る先輩。
「もう集中出来ない事言わないで下さい。それに従うの無理ですから。先輩疲れているんだから 早く休んで下さいね。お休みなさい。」
「///ああ お休み。」
すごすごと自分の部屋に入って行く先輩の後ろ姿は 小さな子供の様に見える。実際は高い身長だから 哀愁たっぷりの項垂れた大人だが…。
ほんとさっきから心臓に悪い。私は頭を冷静に 今日出来る作業まで進める為に パソコンに向き合う。
でもやっぱり 扉の向こうで1人で寝る先輩の事が気になり、なかなか思考と作業が別行動で仕事が出来ない人に成り下がったまま…
心は自分が思うほど いう事をきかない厄介な感情だと 改めて思うのであった。