* KING *
朝起きたら自分の部屋ではないと 枕とシーツの感触で気付く事があり得ない。

しかも ガッチリと抱えられている状態というのも信じがたい。

極めつけは 綺麗なお顔を目の前で拝むという 特典付き…

…んなぁ訳ない。

どうなってそうなるかな?

ジタバタしようと思ったら

「///杏 おはよう。」

と機嫌よろしく挨拶されてる?

はぁ?あなた朝から別人さん?

「///まだ寝惚けてるのか?大人しい杏は調子狂うからやめろ…」

だ、か、ら…

誰?誰なの?調子狂ってんのは こっち。色々びっくりし過ぎて声が出ないって
わかって…

「///先輩 朝から酷い仕打ちです。何で私 ここで寝てるんですか?昨日は私自分の部屋で寝ましたよ。」

「あ~何だよ…夜中起きて横に杏いないから、運んで布団に入れたんだよ。わかったか?」

全然わかりません。わかりたくないです…



< 113 / 214 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop