＊ KING ＊
朝からぼんやりしていた。確かに…

「おはよう。杏やっとこっちの人なの？もぅ 私 真剣に今日休もうかと思ったんだから…凱人の面倒は嫌よ…」

「……」

「えっと、何？杏壊れてるの？凱人 無理させたんじゃないの？」

「別に…普通だよ。」

「嘘…そんな訳ないじゃない？とりあえず朝礼よ。行きましょ…杏行くわよ。」

圭さんに腕を引かれ フロアの方へ顔を出す。朝礼の話も右から左で何も頭に残ってはいない。

「もぅ、杏こっちに来て…。凱人は反省してるのよ。わかった？」

「はぁ？何で俺だけ反省なんだよ…。」

圭さんに連れられて、空き会議室に入り 話をする。

「ねぇ杏 最近あなたと話してなかったけど何かあった？聞いてあげるから 話してよ…。」

圭さんに ここ２日間にあった 死神との事や先輩の行動を話す。私も話した事により、モヤモヤの原因が何か見えた気がした。



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