* KING *
色部に恐る恐る入る。先輩に会いたい癖に 会いたくない。相反する気持ちの中 仕事場だから、しっかりしなきゃと渇をいれ 気持ちを落ち付かす。

ガチャ、先輩が来た…。

「おはよ凱人。なぁにあなた?朝からイケメン台無しよ…」

「っるさい。俺は元からこんな顔だ…。」

「先輩おはようございます。昨日は態度悪くてすみませんでした。今日はちゃんとしますので、よろしくお願いします。」

無理やり笑顔を作り 私なりに頑張った。

「ああ。おはよう…杏、今日は何処に帰るんだ?」

「私の挨拶スルーしちゃって、イヤな人。今日も杏は私のお家よね?お泊まりセットも、服も昨日SHOP行って2、3日分はあるのよ。今日のコーデ可愛いでしょ?」

そうなのだ、今日は全身 圭さんチョイスで、個性的でお洒落上級MAX。

私には背伸びした無理目なコーデだと思うけれど、朝から圭さんはと言うと…

「素敵素敵///杏綺麗だから何でも似合うけど、これは…マジヤバいじゃない?ねぇ襲ってもいいかしら?」

と 朝から凄いテンションの相手を交わしながらの攻防があったくらいだ。

「///お前 このコーデヤバいな…まあまあいいんじゃないか?」

「でしょ?私のチョイスも 凱人わかってくれるの嬉しいわ。杏 着せ替えるするの楽しいわよね~。」

「俺の楽しみ取るなよ…」

ちょっとふて腐れ気味の先輩がレア。

「決めるのは杏よ。さてと、朝礼に行きましょうか?」

昨日とは明らかに違う空気の部屋の中、1日の仕事が始まる。



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