* KING *
デートの時ですら、服が用意されている。

これ着るんだよね やっぱ。

素直に袖を通し、ってか これ珍しいワンピース?

こんな乙女的なラインナップも用意されてたとは驚きだ。

「///先輩、これ可愛いです…」

先輩の前でクルリと一周おどけて回って見せる。

「ああ、杏お前すごいな…やっぱ。俺と…」

「///先輩 ちゃんと考えてくれました?」

「お前 俺の言葉に被すなよ…」

「///早く行きましょう。何処に行くのかな?」

「聞いてないとか、マジ?」

「///ほら早く。」

自然と先輩の腕に手を回して 先輩にさりげなく密着ミッション成功…

///うんうん、私中々やるじゃない?

玄関に行き 靴を履く為に離れた腕に 寂しさを感じた。

鍵を締めた先輩が すっと手を出す…

これって?///

「ほら?デートだろ?」

おずおずと出した手は素早く絡められ 流れる様に恋人繋ぎに。

「迷子になるなよ?」

///デレなの?

///ツンなの?

もうどっちでもいい。

先輩が 恥ずかし過ぎて今見れない。

私の平常心を返して、直ちに…








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