* KING *
何だかんだで 滝野君とのご飯を楽しんで帰って来た。勿論先輩に宣言した通りに自分の家に。

暗い自分の部屋に入って電気を付けてから泣きそうになった。

後1ヶ月後 先輩は日本にいない。

今までの生活に戻るだけ…頭では理解している。だけど心が寂しいって泣くのはどうしょうもない。

私がこんなに弱っているなんて 先輩は想像もつかないはず。少しずつ先輩がいない生活に慣れなきゃね。

先輩は今頃どうしているんだろう?今日自分家に帰るって言ったけど まさか待ってる?

いやいや、直ぐに先輩の事を考えてしまう私がいて呆れてしまう。

シャワーをして頭を切り替えようとバスルームに向かった。

服を脱ぎ、 熱いシャワーを頭から浴びる。モヤモヤした気持ちも 湯と一緒に全て洗い流し 先輩を想う気持ちを忘れる事が出来たら スッキリするのに…。


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