* KING *
部屋に入ると ソファーに座らされ ドライヤーで髪を乾かす先輩。
テーブルには 二人分のお酒とおつまみが用意されてるあたり 私の帰宅待ちだったのが直ぐにわかる。
「///先輩、そんなに私が帰るのを待ってたんですか?」
聞かずにはいられなくて、思わず聞いてしまった。
「///悪いか?」
悪かないけど…でも何でかな?
「今日パリに出向の話の後 お前おかしかっただろ?俺も中々お前に話せなかったから、帰ったら話をしたかったんだ。」
バレてたんだ。もしかして私の気持ちもバレてる?
「ちなみにパリには何年行くんですか?」
「はっきりとわからないが、2~3年は戻って来れないと思う。俺が居ないと淋しいか?」
「私じゃなくって、先輩が淋しいの間違いでしょ?」
「ハハ、杏はやっぱり面白いな…パリには悪態をつく後輩はいないだろうし。」
「先輩、私もパリに連れて行って下さい。」
思わず素直に出てしまった言葉。もう後にはひけない。
「ああそうだな。俺からも上に申請出してんだよ。だけど中々OKもらえないんだよな。」
嘘…。先輩申請出してくれてるの?ポロリと涙が零れる。
「ん?杏そんなに嬉しいのか?」
「///違うし。パリにも出没するデーモンが…と思ったらびっくりしちゃったんです。」
「デーモンって?ハハ、それじゃあ杏はエルフだな。
杏、お前はいつでも外に飛び出せる準備をしておけ。圭には内緒だぞ。」
今日は驚かされてばかりだけど、先輩はちゃんと 私の居場所を守ろうとしてくれてる事がわかり安心した。
まだまだ 実力もセンスも先輩には追い付けないけれど、私もっと頑張ってみせる。
憧れのパリで 海外でも通用するワールドワイドなデザインを発信出来る様になりたい。
先輩に負けないより 先輩の横に恥ずかしくない人に…
「先輩 明日からも どんどん鬼的に仕事させて下さい。私、鬼には負けない自信 最近付いて来たので、よろしくお願いします。」
自分で自分のお尻を叩く。これ、かなりMかもしれないけど、先輩の側にいられる1ヶ月間を無駄にしない。
私に出来る事は全部しておきたい。自分の未来の為に…
テーブルには 二人分のお酒とおつまみが用意されてるあたり 私の帰宅待ちだったのが直ぐにわかる。
「///先輩、そんなに私が帰るのを待ってたんですか?」
聞かずにはいられなくて、思わず聞いてしまった。
「///悪いか?」
悪かないけど…でも何でかな?
「今日パリに出向の話の後 お前おかしかっただろ?俺も中々お前に話せなかったから、帰ったら話をしたかったんだ。」
バレてたんだ。もしかして私の気持ちもバレてる?
「ちなみにパリには何年行くんですか?」
「はっきりとわからないが、2~3年は戻って来れないと思う。俺が居ないと淋しいか?」
「私じゃなくって、先輩が淋しいの間違いでしょ?」
「ハハ、杏はやっぱり面白いな…パリには悪態をつく後輩はいないだろうし。」
「先輩、私もパリに連れて行って下さい。」
思わず素直に出てしまった言葉。もう後にはひけない。
「ああそうだな。俺からも上に申請出してんだよ。だけど中々OKもらえないんだよな。」
嘘…。先輩申請出してくれてるの?ポロリと涙が零れる。
「ん?杏そんなに嬉しいのか?」
「///違うし。パリにも出没するデーモンが…と思ったらびっくりしちゃったんです。」
「デーモンって?ハハ、それじゃあ杏はエルフだな。
杏、お前はいつでも外に飛び出せる準備をしておけ。圭には内緒だぞ。」
今日は驚かされてばかりだけど、先輩はちゃんと 私の居場所を守ろうとしてくれてる事がわかり安心した。
まだまだ 実力もセンスも先輩には追い付けないけれど、私もっと頑張ってみせる。
憧れのパリで 海外でも通用するワールドワイドなデザインを発信出来る様になりたい。
先輩に負けないより 先輩の横に恥ずかしくない人に…
「先輩 明日からも どんどん鬼的に仕事させて下さい。私、鬼には負けない自信 最近付いて来たので、よろしくお願いします。」
自分で自分のお尻を叩く。これ、かなりMかもしれないけど、先輩の側にいられる1ヶ月間を無駄にしない。
私に出来る事は全部しておきたい。自分の未来の為に…