* KING *
次に着替えた服は…

「きゃ~。杏これ意外に似合うじゃない。見るのと着るのじゃ全然違う。杏あなた センスあるんじゃない?」

///褒められた…この人にセンスあるとか言われたら 超鼻が伸びる!

「ありがとうございます。これ実は私の一番押しなんです。」

「あらやだ。それ凱人が一番喜びそうね。」

だって、前に先輩が用意してくれた部屋着のモフモフからのイメージからインスピレーションしたから…

スタンバイOKになったから 撮影場所に移動。

今は 竜野君が撮影中だ。普段の顔と違うイケメンに はぁ~とため息が隣から聞こえる。

「彼 いいわよね。知ってる?開発の百瀬、広報の竜野、パターン室の咲本。この会社のイケメンNo.3の面々よ。私だけが知ってる…みんな杏にお熱ね///」

私は圭さんがブツブツ言っているのを あまりちゃんと聞かずに、竜野君の撮影を食い入る様に見ていた。

あの目線、彼只者じゃない。どこでそんな目を覚えたの?スマイルキラー…ほらカメラマンのアシの女の子の目がハートになっちゃってる?

今は彼を余り見ない方がいい…只ですら 私は先輩で手一杯なのだから…




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