* KING *
何で?個室なのはいいんだけど…よりによって先輩が隣な訳?
私の前に竜野君、その横が蘭さん。
店に着いて個室に案内されるが否や 奥に追い込まれ有無を言わさずに 先輩が隣を陣取った。
はっきり言って 嵌められた感しかない。
「百瀬さんって やっぱ見た目と違う…。そんなにグイグイしたら ひかれちゃいますよ…。」
「うるせえ…お前はなから関係ないし、口出しするな…」
「それに 口悪い俺様とか、絶対嫌われるパターンなのに、何故?」
「さあ?Mだし、基本ぶっ飛んでるし変わってるからじゃない?」
「おっかしいなぁ…俺の前では純情で素直ないい子でおかしな点ないんだけと違うの?」
先輩と竜野君で さっきから 主語のない会話のラリーについていけない。
蘭さんと ファッションについての話で盛り上がった。圭さんとは違う感覚の持ち主で、中々普段の装いは 普通ではなく独特のファッション。面白いセンスで真似したい。
「蘭さん今度 一緒に買い物に行きたいけど、都合どうですか?」
「///やん、デートに誘われちゃった!週末空いてるよ!杏果ちゃんと 何処に行こうか?」
「俺も一緒に行っていい?」
「え、やだ。二人だからデートなのに。竜野、邪魔しないでよ。」
「ちぇっ。杏果は俺がいても良かったんだよな…。」
「そうだね。竜野君はお友達だし、別に大丈夫だよ。」
「ほら、杏果はいいってさ。だから3人で仲良く出掛けるの決定で、よろしく蘭さん。」
「仕方ないわね。まぁ、私も竜野は まあ害がないし別に居ても平気だから 今回だけは特別ね。」
その会話を複雑な感じで見詰めている先輩?
「えっと、先輩も一緒します?」
念のために聞いたけど…
「嫌いい。行くなら杏と二人で行きたいから 遠慮する。」
誤解をする返答はや、め、て。二人が変な顔して 見てるじゃない…全く。
私はまだ その緩い甘くて全然意味のない言葉に多少なりとも慣れて来ているけれど、初めて聞いたのなら、え?二人はもしや?って
普通思うのは当然であって…
「杏果ちゃんって百瀬さんの彼女なの?」
ほら…やっぱり。
「違いますよ。この人のボキャブラリーが貧相過ぎて、私いつも振り回されてるんです。
百瀬さんの言葉に イチイチ反応はしないでスルーしちゃって下さい。全く持ってただの部下兼COLORのメンバーです。まぁ、ここだけの話 高校の先輩ですが、その時は他人でしたけどね。」
「嘘つけ。お前は俺を知ってたじゃないか?」
「だから それは先輩が目立つ存在だっただけです。」
「あ~、先輩とか言っちゃって、いいなぁ。杏果、俺にも先輩って言ってくんない?それ萌えるんだけど?」
「やだ///竜野君タメなのに無理…。」
「あ~///杏果が高校生、制服とか見たかった…。」
「ほんとに 可愛いだろうね///やばっ」
二人はおかしい。ちょっと 嫌な時代だから余り思い出したくないのにな。
「竜野は お前モテるだろ?なのに 何で彼女いない?」
「ほんとよね。あっ 選り取りみどりだから 遊んでるとか?あり得る…」
「違いますよ…。今は狙ってる子がいるんだけど、中々手強い相手で大変なんです。」
「へぇあんたでも 手強い相手がいるんだ。」
「だから、じっくり堕として行く作戦なんです。」
そんな子いたんだ。なんだ私の事からかってたのか…。ちょっとだけ肩の力が抜けた。
「さてと そろそろお開きにするか?」
と珍しく 先輩が仕切る。
「杏、今日は送れないけど、タクシーでどっちに帰る?」
こら~、今それ言う?さっきの私の努力はどうしてくれるの?ねぇ 先輩…余りにも無情じゃない?
私の前に竜野君、その横が蘭さん。
店に着いて個室に案内されるが否や 奥に追い込まれ有無を言わさずに 先輩が隣を陣取った。
はっきり言って 嵌められた感しかない。
「百瀬さんって やっぱ見た目と違う…。そんなにグイグイしたら ひかれちゃいますよ…。」
「うるせえ…お前はなから関係ないし、口出しするな…」
「それに 口悪い俺様とか、絶対嫌われるパターンなのに、何故?」
「さあ?Mだし、基本ぶっ飛んでるし変わってるからじゃない?」
「おっかしいなぁ…俺の前では純情で素直ないい子でおかしな点ないんだけと違うの?」
先輩と竜野君で さっきから 主語のない会話のラリーについていけない。
蘭さんと ファッションについての話で盛り上がった。圭さんとは違う感覚の持ち主で、中々普段の装いは 普通ではなく独特のファッション。面白いセンスで真似したい。
「蘭さん今度 一緒に買い物に行きたいけど、都合どうですか?」
「///やん、デートに誘われちゃった!週末空いてるよ!杏果ちゃんと 何処に行こうか?」
「俺も一緒に行っていい?」
「え、やだ。二人だからデートなのに。竜野、邪魔しないでよ。」
「ちぇっ。杏果は俺がいても良かったんだよな…。」
「そうだね。竜野君はお友達だし、別に大丈夫だよ。」
「ほら、杏果はいいってさ。だから3人で仲良く出掛けるの決定で、よろしく蘭さん。」
「仕方ないわね。まぁ、私も竜野は まあ害がないし別に居ても平気だから 今回だけは特別ね。」
その会話を複雑な感じで見詰めている先輩?
「えっと、先輩も一緒します?」
念のために聞いたけど…
「嫌いい。行くなら杏と二人で行きたいから 遠慮する。」
誤解をする返答はや、め、て。二人が変な顔して 見てるじゃない…全く。
私はまだ その緩い甘くて全然意味のない言葉に多少なりとも慣れて来ているけれど、初めて聞いたのなら、え?二人はもしや?って
普通思うのは当然であって…
「杏果ちゃんって百瀬さんの彼女なの?」
ほら…やっぱり。
「違いますよ。この人のボキャブラリーが貧相過ぎて、私いつも振り回されてるんです。
百瀬さんの言葉に イチイチ反応はしないでスルーしちゃって下さい。全く持ってただの部下兼COLORのメンバーです。まぁ、ここだけの話 高校の先輩ですが、その時は他人でしたけどね。」
「嘘つけ。お前は俺を知ってたじゃないか?」
「だから それは先輩が目立つ存在だっただけです。」
「あ~、先輩とか言っちゃって、いいなぁ。杏果、俺にも先輩って言ってくんない?それ萌えるんだけど?」
「やだ///竜野君タメなのに無理…。」
「あ~///杏果が高校生、制服とか見たかった…。」
「ほんとに 可愛いだろうね///やばっ」
二人はおかしい。ちょっと 嫌な時代だから余り思い出したくないのにな。
「竜野は お前モテるだろ?なのに 何で彼女いない?」
「ほんとよね。あっ 選り取りみどりだから 遊んでるとか?あり得る…」
「違いますよ…。今は狙ってる子がいるんだけど、中々手強い相手で大変なんです。」
「へぇあんたでも 手強い相手がいるんだ。」
「だから、じっくり堕として行く作戦なんです。」
そんな子いたんだ。なんだ私の事からかってたのか…。ちょっとだけ肩の力が抜けた。
「さてと そろそろお開きにするか?」
と珍しく 先輩が仕切る。
「杏、今日は送れないけど、タクシーでどっちに帰る?」
こら~、今それ言う?さっきの私の努力はどうしてくれるの?ねぇ 先輩…余りにも無情じゃない?