* KING *
「やっと来たな…。来るのが遅い。
おい、ぼやっとすんな…ここではお前は1番下っ端で下僕以下だ…」
パリシャルル・ド・ゴール国際空港で、久しぶりに会ったはずの先輩は相変わらずの俺様振り。でも何故か 先輩にぎゅっと強く抱き締められてる?
俺様で口悪い Kingで鬼───
でも、あなたの側なら自然体でいられる私。
「そんな事言って後悔しません?
私は先輩の弱点を握ってるんですよ。鬼の癖にかなりの溺愛体質で…
先輩、私の面倒みないとおかしくなってしまうでしょ?パリでも私のお世話させてあげますよ。仕方なく…特別に///」
チュッと私からキスの挨拶を…
///フフ…
自分最高の笑顔で先輩を見て微笑む…
「っ///」
先輩は声も出ないくらい驚いてるけど…
これぐらい潔くしても
きっと許されるはず…
──絶対あなたに負けない関係…
パリの街で、私と先輩の
新しい時間が始まる…
END