* KING *
過去の自分の事を話すのは 恥ずかしい。しかも先輩に知られるなんて余計だ…

「お前中々複雑なんだな。だけど、自分をずっと偽るのは辛くないか?」

「…平穏な毎日を守る為には、苦にならない。いや寧ろ これでいいと思います。」

「ふ~ん。俺がお前の世界を変えてやろうか?」

///ドキドキ…先輩何言ってるの?何簡単に言うかな?でも…

「先輩は…ずっとキラキラしていて、私みたいになった事なんてないじゃないですか。落ち込んだ事がないから そんな事言えるんです。それに世界なんて大それた事言っちゃっていいんですか?」

「ああ世界は変えられるだろ?俺とお前のセンスを使えば…」

はい?センスを使うと世界は変えれる?先輩頭大丈夫ですか?お酒まだ残ってます?

「お前信じられないみたいだけど、中々楽しくなりそうだ…期待しとけよ。」

それ以上教えてはくれなかった先輩だけど、先輩は信じられる人だと何故か思える私がいて、任せてみようと思った…




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