* KING *
「先輩は 私が花も恥じらう乙女だとわかって言ってます?」

「はぁ 乙女だと?さっき覚悟出来たと言ってたのは何処の誰だ?」

「意味わかんない…まさかそれで 脱ぐに繋がるとは 誰も思わないし、思いたくない。」

「うるさいよお前…折角の俺のインスピレーション殺すなよ…つべこべ言わずに脱げ…」

もう、この人に何を言っても通用しない事だけがわかったのだけれど、全然言う事を聞きたくない。

ちょっと考えよう…やっぱり納得出来ない。

「何で脱がないと駄目なんですか?」

「お前そんな事もわからないのか?」

わかんないから聞いているのに…

「俺の今回のコンセプトの裏側を教えてやる」

表と裏?そんな裏コンセプトなんて聞いてない。

先輩はどこまでも 変人な事はかわりないけれど、本当に服が好きなんだな…と改めてわかる事になる。




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