* KING *
圭さんが私にメイクをして 完成した私の姿を見た先輩の一言は…

「まあまあだな。圭サンキューな…」

「杏 凱人のまあまあは 誉めてるからね。わかりにくいったらありゃしない。」

「えっ、そうなんですね…」

って事は…この前のデザイン画は…

「先輩の一言で上がったり落ちたりするのは ムカつきます。もっとシンプルワードでお願いします。」

「アハハ…凱人がここまで言われてるのレアだわ…杏 もっと言ってやって!」

「あんまり言うと 後が怖いので これぐらいで…勘弁して下さい。」

「はぁ 引き際まで押さえてる杏、流石よ!凱人良かったわね!」

「何が良かっただ?全然だ。ほら、杏次行くぞ…」

「あっ待って。圭さん連絡先を…」

「凱人から聞いてね。待ってるわ…」

腕を引っ張られ、圭さんにお礼を伝え 次の場所に向かう。

もぅ強引で俺様という…最強な先輩の行動に 付いて行くのは大変だ。
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