* KING *
影
フロアーに着いて席に先輩がいないのを確かめ 会議室に行く。会議室をノックして入るが先輩はいない。暫く待ってみるが…先輩は帰って来ない。
待ちきれなくて 休憩室に行く事にした。
飲み物の自動販売機がある前で 誰かと話している先輩がいた。
あれは…販売促進の人で確か、青木さん。私は顔を知っている程度で まだ話した事はない。
「だから、それはもう忘れて欲しいんだ。」
少し大きな先輩の声が聞こえて…
「だったら…」
会話している場所が離れているせいか 内容まで何を話しているか わからない。
だけど…先輩のあんな険しい顔は 一度も見たことはない。
「明後日までに 考えてよ…」
と 青木さんが言いながら 出て行った。
1人残された先輩は…肩を落とし 遠くの方を見て寂しそうな顔をしている…
先輩のいつも自信に満ち溢れた姿しか知らない私は 王様のこんな姿を見ていられなくなり その場を後にした。
待ちきれなくて 休憩室に行く事にした。
飲み物の自動販売機がある前で 誰かと話している先輩がいた。
あれは…販売促進の人で確か、青木さん。私は顔を知っている程度で まだ話した事はない。
「だから、それはもう忘れて欲しいんだ。」
少し大きな先輩の声が聞こえて…
「だったら…」
会話している場所が離れているせいか 内容まで何を話しているか わからない。
だけど…先輩のあんな険しい顔は 一度も見たことはない。
「明後日までに 考えてよ…」
と 青木さんが言いながら 出て行った。
1人残された先輩は…肩を落とし 遠くの方を見て寂しそうな顔をしている…
先輩のいつも自信に満ち溢れた姿しか知らない私は 王様のこんな姿を見ていられなくなり その場を後にした。