* KING *
前に沢山描いたデザイン画を 机に全部広げて 今選択中。

「杏が書いたの?」

「はい、先輩の素敵なアトリエで 鬼と一緒に頑張りました。」

「お前は一言多いぞ…。」

「へぇ凱人の部屋に入ったんだ?私ですら 入った事ないのに…。」

「え?私ずっと…」

「杏、余計な事は言わなくていい。」

「何?一緒に生活してるの?」

「ああ。こいつデザイン書き出したら、寝ないし、食べないし。ヤバイからな。」

「杏。あんたやっぱ最高…。凱人、私に貸してくれない?」

「やだ。お前にはだめ。まだ、これから俺が面倒見るから!」

「まぁ、凱人の我が儘。杏辛くなったら いつでも私の所に来てね。待ってるわ。今日かしら?」

「んな訳ないだろ?杏はMだから 全然辛くはないみたいだ。」

「や~んM好き///早くおいでね、杏。可愛がってあげる…」

「変態が…。」

あのあの 一言も話せないまま話は進み…どうやら私は結局 まだ先輩の家での生活が続行が当たり前に決定していた。

先輩 あなたは私がずっと側にいても迷惑じゃないのですか?


心の距離は縮まらないのに、複雑な私の気持ちだけが 先輩の想いを募らせていくのであった…。




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